自動点呼システムとは
自動点呼システムとは、主に運輸業界や企業などで使用される点呼作業を自動化したシステムや仕組みのことを指します。これは従来、対面や紙・口頭で行われていた点呼を、ICT(情報通信技術)を活用して効率化・省力化する目的で導入されます。
自動点呼システム導入の背景と目的
近年、運送業界ではドライバーの高齢化や人手不足、長時間労働の是正など、多くの課題に直面しています。これらの課題に対応するため、ITやAIを活用した業務の効率化が求められています。特に、運行前後に行う「点呼」は、安全運行の要でありながら、管理者の負担が大きい業務の一つです。このような背景から、上妻運送では自動点呼システムの導入を決定しました!
自動点呼システムでどんな流れで点呼をやってるの?
業務前の点呼の流れをは下記の流れになります。
自動点呼システムソフトを起動
パソコンが苦手なドライバーもいるので、弊社では直感で操作可能なタッチディスプレイを採用しました。

免許証認証・顔認証
ドライバーが免許証をかざし、カメラで顔認証を行うことで本人確認を実施。時間と場所も自動で記録されます。

体温測定
体温計と連動し、ドライバーの平熱を事前に登録。異常がある場合は警告が表示されます。

血圧測定
血圧計と連動し、健康時の血圧値を基に異常の有無を判別します。

終了
STEP3~STEP5までに異常があった場合は、管理者がリモートで映像と音声を通じて点呼を行い、乗務の可否を判断します。
導入のメリットと効果
上妻運送では、自動点呼システムの導入により以下のメリットを実感しています。
- 業務の効率化と省人化: 従来の対面点呼に比べ、時間と人手を大幅に削減。
- ヒューマンエラーの減少: 自動化により、記録ミスや確認漏れが減少。
- 法令遵守の強化: アルコールチェックや健康状態の確認が確実に行われ、法令遵守が強化されました。
- ドライバーの健康意識の向上: 血圧や体温の測定を通じて、ドライバー自身が健康管理に積極的に取り組むようになりました。
特に、血圧測定に関しては、導入当初は面倒に感じるドライバーもいましたが、現在では多くのドライバーが自主的に記録を行い、健康管理に役立てています。
今後の展望とまとめ
上妻運送では、現在、業務前の自動点呼を試験的に運行管理者の立ち合いのもとで実施していますが、今後は完全な自動化を目指しています。これにより、さらなる業務効率化と安全性の向上を図り、荷主や関係者に安心して輸送を任せていただける体制を整えていく予定です。
自動点呼システムの導入は、運送業界全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、働き方改革や安全運行の実現に寄与する重要なステップです。今後も、技術の進化とともに、さらなる改善と発展が期待されます。



